屋根リフォーム工事する際のセメント瓦、その特徴について

屋根リフォーム工事する際のセメント瓦、その特徴について

セメント瓦

屋根の材料の一つに、セメント瓦があります。
セメント瓦は日本瓦と同じ瓦の名前が付けられていますが、形状以外はまったく別物なんです。

 

屋根材を選ぶときは、セメント瓦の特徴を良く知っておく必要があります。
また、修理や塗装替えをするときにも、特徴を知っておく必要があるので、解説していきます。

 

 

セメント瓦の特徴、日本瓦と比較するとわかりやすい

 

セメント瓦の特徴

セメント瓦の特徴は、日本瓦と比較することで鮮明になります。
セメント瓦と日本瓦との違いとは、原料と仕上げです。

 

セメント瓦の原料はセメントと川砂で、セメントが1に対して、川砂が重量比で2から3の割合で混ぜられます。
セメントが固まるためには水が必要で、一定の比率で混ぜられた水により、硬化します。

 

それに対して日本瓦は、粘土を高温で熱してつくられます。
粘土はそのままでは軟らかい物質ですが、高温で焼かれることにより硬化します。

 

セメント瓦は塗装が必要

 

セメント瓦は表面が塗料で塗装されます。
硬化したセメントは目に見えない細かな隙間があり、防水性は期待できません。
硬化したセメントは、水が浸み込むことにより劣化が早まるので、防水措置としての塗装はどうしても必要です。

 

一方、日本瓦の中でも、釉薬瓦は釉薬が塗られ、焼成されます。
そのことにより高度が増し、防水性と耐久性が得られます。

 

原料と仕上げから見ると、セメント瓦と日本瓦はまったく違う材料であることがわかります。

 

 

セメント瓦のメリット・デメリット

 

セメント瓦のメリットデメリットは、原料のメリットデメリットと関わりがあります。

 

セメント瓦のメリットとは

 

セメント瓦のメリット

セメント瓦のメリットは、価格の安さです。

 

工賃は日本瓦とほとんど違いが無いものの、材料費は大きく異なります。
セメントは供給量が多く、川砂と水を加えて型にいれ、硬化させるだけなので、価格が安く抑えられます。
塗装により防水性が確保され、耐火性や防音性もあるので、屋根材として必要な性能を十分有しています。

 

セメント瓦のデメリットとは

 

一方デメリットは、塗料がはがれることにでの劣化です。

 

日本瓦では表面に塗られた釉薬は焼成されることで硬化し、高い耐久性を示します。
セメント瓦に塗られる塗料は、日本瓦の釉薬ほどの耐久性はありません。

 

 

セメント瓦は豊富な色とデザインが優れています

 

セメント瓦見本

 

デザインの豊富さや着色の自由度は、セメント瓦が優れています。
従来のセメント瓦は和風のデザインが主でしたが、近年は洋風のデザインが主流を占めていて、デザインの豊富さは、日本瓦を上回ります。

 

日本瓦の色は多くの種類が用意されているものの、一般には色を自由に決めることはできず、既成の色の中から選ぶ必要があります。

 

一方、セメント瓦に塗られる色は自由です。
塗料として用意されているのであれば、どの色でも選ぶことができます。

 

 

現在のセメント瓦の需要について

 

以前のセメント瓦は日本瓦の代用品として、多くの需要がありました。
しかし現在は、日本瓦以外ではカラーベストやアスファルトシングルが屋根材の主流を占め、ガルバリウム鋼板などの鉄板系の材料も需要が増えています。

 

セメント瓦は新たに葺かれる材料としてよりも、既存の材料としてのメンテナンスに一般の関心が移っています。

 

既存のセメント瓦は衝撃による割れを受けやすい材料でもあります。
特に塗料が劣化した場合は、簡単に割れてしまいます。

 

割れたセメント瓦の修理方法は、同じ材料に葺き替えることです。
幸い材料費の安いセメント瓦は、葺き替えも最小限の費用で済みます。

 

 

セメント瓦の寿命を延ばすために

 

セメント瓦を長く使い続けるためのは、塗装を頻繁に行う必要があります。

 

基材の硬化したセメントには、ほとんど防水性が期待できません。
セメント瓦の防水性は、塗料が担っています。

 

セメント瓦塗装費用の目安

 

塗装費用の目安は、面積や施工の難易度により異なるものの、百万円前後の金額となります。

 

塗料の劣化が一部でも見えた場合は、屋根全体が塗装が必要な状態になっていると判断できます。
屋根を長持ちさせるためには、その時期に塗装をすることが求められます。

 

屋根に塗られる塗料にも種類があります。

 

ウレタン系とエポキシ系ではエポキシ系が長持ちします。
さらに、フッ素樹脂系の塗料はさらに長持ちする塗料です。
屋根に塗る塗料を耐久性の高いものとすることで、塗装の頻度を長くすることができます。

 

 

セメント瓦の修理では保険が使えることも

 

火災保険

 

セメント瓦の修理は、保険金で賄うことができる場合があります。

 

火災保険の中には大風や大雪による被害の補償も含まれている場合があり、さらに住宅総合保険の場合は手厚い保障がされています。
屋根の補修が必要となった場合は、加入している火災保険の内容を、確かめてみるといいでしょう。

 

セメント瓦より軽い屋根材に葺き替えることで耐震性アップ

 

建築基準法においては、セメント瓦も日本瓦と同じように、重い種類の屋根材として扱われます。
そのために、耐震壁の設置が軽い屋根材を使った場合と比べて多くなっています。

 

地盤が悪い場所に建っている場合や、既存の建物の耐震性が疑われる場合は、セメント瓦を他の軽い屋根材に葺き替えることにより、耐震性が高まります。
地震力は重さが重い部分に大きく作用する性質があるので、屋根材を軽くすることで、地震が作用する力を弱めることが可能です。
耐震壁は重い屋根材を吹いた場合の厳しい規定でつくられているので、屋根が軽くなることにより、耐震性が高められます。

 

 

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