屋根リフォーム工事でよく聞く「野地板」って何?太陽光パネル設置時の注意点

屋根リフォーム工事でよく聞く「野地板」って何?太陽光パネル設置時の注意点

野地板

屋根リフォームで太陽光パネルを設置する場合、ポイントとなってくるのが野地板と呼ばれる部分。
この野地板の強度によって設置できる太陽光パネルの重量や大きさが変わってきます。

 

ここではその野地板についての基本的な知識をご紹介していきます。

 

野地板とは

 

野地板とは

屋根を形作る際に使用される部材として野地板があります。
屋根の仕上材として用いられるカラー鉄板や瓦などの下に設けられ、因みに、「野」は見えないところに用いるという意味を持ちます。

 

野地板とは、簡単には、屋根に用いられる、見えなくなる板材のことを指します。

 

住宅の場合には、土台、柱、横架材となる梁までを構造材として表現し、さらに上の部分に関しては屋根部材として判断されます。
一般的は木造在来工法では横架材上部から、小屋束、母屋・棟木、垂木(たるき)の順で造られており、野地板は垂木の上に打ち付けられます。
その上にアスファルトルーフィング等の防水シートが敷かれ、仕上材が施されることになります。

 

 

野地板の基本的なサイズ

 

野地板のサイズ

 

野地板の基本的なサイズは、板材であれば厚みが12mm、長さ1,820mm、幅に関しては120〜150mm程度になり、現場では、4分、6尺、4寸〜5寸として表現されます。
地域性やコストによるものの厚みを9mm(3分)や10.5mm(3分5厘)、15mm(5分)を使う場合もあり、幅に関しても180mm( 6寸)が使用される場合もあります。
長さは1,820mmがほとんどであり、理由の1つに1坪単位で販売されていることがあります。

 

つまり、住宅のグリッドの1つとなる1間(1,820mm)を基準として決められています。

 

 

野地板は、基本的に塗装はしません

 

野地板の塗装

野地板は使用箇所から塗装をする必要が無く、そのままの状態で使用されます。

 

ただし、部材そのものを化粧で見せたい場合には塗装が行われることもあり、一般的には木目等を見せるためにステイン等が施されます。
また、この場合には塗装がしやすいように表面仕上げが行われ、因みに無地のままで見せる場合にもプレーナー等で仕上げ処理を施します。

 

 

野地板の3つの種類

 

野地板には、無垢材の他にも種類があり、代表的なものとして、杉板の野地板野地合板耐火野地合板の3つがあります。

 

杉板の野地板

 

杉野地板

 

杉板の野地板は、これまで広く利用されてきた材料です。
地域によっては松板が使用されている場合はあるものの、杉は最も普及しており、上記に掲げたサイズや塗装に関しては、杉板に対しての内容となります。

 

無垢板は、耐久性を持つことがメリットとなります。
合板とは異なり吸水性が低いために水に濡れても腐りにくく、乾くことで一定の強度を保つことができます。

 

一方デメリットとしては収縮があり、乾燥が少ない材料では、隙間が出やすくなります。
この場合、隙間は防水シートのみとなり、仮に破損すれば雨漏りの原因となります。

 

野地合板

 

野地合板

 

野地合板は、無垢板に代わり使用されています。
頻繁に使用され始めた理由の1つに2x4の普及があり、施工費削減も見込めることから、現在では多くの現場で使用されています。

 

サイズは厚さ12mm、幅910mm、長さ1,820mmが基準になり、メーターモジュール住宅の場合には長さ2,000mmのものも使用されています。

 

野地合板のメリットは施工コストを落とせることの他に、隙間ができないことがあります。
また、面で垂木に取付けることで強度を確保できることがあり、耐震性を高めることが可能となります。

 

デメリットとしては吸湿性の高さがあり、現場によっては耐水合板が採用される場合もあります。

 

耐火野地合板

 

耐火野地合板

 

耐火野地合板は建築基準法の抵触する際に用いられます。
防火地域もしくは準防火地域においては、面積によるものの住宅でも相応の耐火性能が求められ、この場合、耐火野地合板で対応することになります。

 

必要かどうかは市区町村の都市計画課など、建築確認申請業務を担当する部署で確認をすることができ、直営工事などで設計事務所を通さずに施工をする際には十分な注意が必要になります。

 

耐火野地合板の種類に関しては、代表的なものとして木毛セメント板と木片セメント板があります。

 

木毛セメント板は、かつては木毛板として工場などで広く使われており、リボン状に削り取った木毛にセメントを混ぜ合わせ、圧縮することで形成されています。
密度によって普通と硬質に分かれ、特徴として軽量、断熱性や吸湿性に優れていることがあります。

 

一方、木片セメント板はチップ状に砕いた木片をセメントに混ぜ形成され、木毛セメント板と同様な特徴を持ちます。

 

 

野地板の金額相場

 

野地板金額

 

野地板の価格は、現場で使用する場合には購入数量、支払方法によって価格が異なります。
一般的な購入では、杉板の場合には750円〜17,125円/u野地合板では913円〜1,458円/u耐火野地合板では2,608円〜9,500円/uが目安になります。

 

 

太陽光パネル設置時の注意点

 

太陽光パネル

 

太陽光パネルの設置はメーカーによって基準を設けており、架台を、野地板に直接取り付けられる場合と、野地板を貫通して垂木に取付ける場合との2つがあります。
垂木の場合には、概ね高さが60mm程度あるために問題はないものの、野地板の場合には最低でも12mm以上の厚みが必要になります。
不足している場合や経年劣化を起こしている場合には、補強をするか、野地板の交換が必要になり、事前に確認をしておくことが大切です。

 

 

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